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トピックス

2009年2月18日
日立金属株式会社
日立ツール株式会社


 

コーティング事業の開発力強化

日立金属と日立ツールのコーティング事業を統合


 

日立金属株式会社(本社:東京都港区、社長:持田農夫男、以下 日立金属)と日立ツール株式会社(本社:東京都江東区、社長:島順彦、以下 日立ツール)は、両社のコーティング事業を統合することといたしました。日立金属の金型・自動車部品・切削工具コーティング事業を日立ツールの切削工具コーティング事業と統合することで、開発力のより一層の強化とサービスの充実を図ってまいります。


 


 

1.背景

  金属表面へ皮膜をつくる「コーティング」は、金型や自動車エンジン部品、切削工具の強度、耐久性や摺動性を高めるために重要な技術です。効率向上、コスト削減、環境対応の観点から、ますます重要で要求される技術も高くなり仕様も多様になってきております。
  日立金属は、特殊鋼に関連する事業のトータルサービスの充実を目指して、2005年に表面改質センター(島根県松江市)※1を設立し、コーティング事業を開始いたしました。表面改質センターでは、島根県や日立金属が連携して開発した複合コーティング(日立金属商品名:Tribec®(トライベック))※2技術をベースに金型・自動車部品・切削工具を対象とした事業を行い、拡大を図ってまいりました。一方、日立ツールでは、切削工具に欠かせないコーティング技術を開発、蓄積し続け、長年にわたり業界から高い評価を得てきました。
  この両社の持つ高い技術力と経営資源を融合させるため、日立金属のコーティング事業を日立ツールに移管し、事業を統合することといたしました。この統合により、金型や自動車エンジン部品、切削工具など各分野に対応できる開発力のより一層の強化と効率化、サービス向上を図ってまいります。

2.概要

(1) 日立金属 表面改質センターを日立ツールへ移管し、日立ツール 松江表面改質センターといたします。
(2) 表面改質センターで行っているコーティング事業を日立ツールに移管します。
(3) 松江表面改質センターで開発した技術は、日立ツールの成田工場(千葉県成田市)、野洲工場(滋賀県野洲市)でのコーティング事業へも適用します。
(4) 金型・部品向けコーティングの販売は、引き続き事業関連性の高い日立金属で行います。

3.移管日

2009年3月1日

 

4.松江表面改質センター コーティング事業 売上目標

2012年度 7億円/年(コーティングサービスのみの計画でありコーティングした製品の売上は含まない。)

 

以上


 

【お客様からのお問い合わせ】
 日立金属 特殊鋼カンパニー  担当 山村 TEL03−5765−4228
 日立ツール  担当 松野 TEL03−3615−5471
【報道機関からのお問い合わせ】
 日立金属 コミュニケーション室  担当 南 TEL03−5765−4079
 日立ツール  担当 松野 TEL03−3615−5471


 


(ご参考)

※1.表面改質センター(2009年3月1日より、日立ツール 松江表面改質センター)

 

事業内容 金型、自動車部品における表面処理技術の研究開発、製品開発、受託処理
場所 島根県松江市北陵町 ソフトビジネスパーク島根内
延床面積 約1000m2
人員 約20名
竣工 2005年8月27日
操業開始 2005年12月


 

 



※2.複合コーティング(商品名:Tribec®(トライベック))

 

島根県が中心となって推進したプラズマ利用技術開発プロジェクトの研究成果である表面処理技術
金型製造に際して、環境に有害な原料の使用や排ガス発生の少ない焼戻し温度550℃以下で成膜が可能なPVD(Physical Vapor Deposition 物理蒸着)法がベースとなる技術
一般にPVD法には、硬質皮膜の成膜に主として使用されるイオンプレーティング法と、固体潤滑皮膜の成膜に使用されるスパッタ法があり、複合コーティング技術とは、イオンプレーティング法とスパッタ法の異なった方式のPVD法を、同一チャンバー内で連続もしくは同時に使用する手法。イオンプレーティング法とスパッタ法は、動作圧力、成膜温度などがそれぞれ異なるため複合化は難しいが、設備および成膜条件の開発により実用化した。
複合コーティング技術により、従来にない特性、例えば固体潤滑性と耐磨耗性を兼備した物質の成膜が自由に可能となった。
 
以上

 

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